深夜の、それでいいんじゃないか
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EPISODE· 2026年6月25日

深夜の、それでいいんじゃないか

RIO

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オープニング

えーと、きょうわ、まあ、ちょっとだけ雑談から入らせてください。さいきん、サブスクのかいやく画面がながくなってる気がするんですよね。てじゅんが四ステップとか五ステップとか、とちゅうで「あなたにわこんなコンテンツがあります」みたいなのが差し込まれてきて、ぼくわそれを見るたびに、ああ、これわ引き留めたいんじゃなくて、かいやくするきを削ぎたいだけだな、と思うんですよ。べつに怒ってないんですけど、雑ですよね。まあ、それわいい。[pause] きょうのほんだいわもうすこし、静かな話で。さいきんみたフィクション、アニメでも小説でもいいんですけど、キャラクターがあいてのなまえをよぶシーンがあって、なんかそこで一瞬とまったんですよ。セリフとしてわふつう。でも夜中になっても、なんか残ってた。それだけの話です。

今夜の問い

でね、なにが引っかかったかというと、フィクションのなかで、キャラクターがなまえをよぶタイミングってけっこうパターンがあるんですよね。おこっているとき、かくごをきめるとき、距離がちぢまる瞬間、わかれぎわ。こういう場面でなまえが出てくる。でも、そのあいてわたいていもう、そこにいるんですよ。おなじ部屋に。おなじ画面のなかに。なまえをよばなくても、そのひとわそこにいる。でんたつとして、なまえをよぶひつようがうすい。[pause] じゃあ、なんのためによんでるのか、ってなるんですよね。ぼくが最初に思ったのわ、あいてにきかせるためじゃなくて、じぶんのなかのなにかをかくていさせるためなんじゃないか、ということで。なまえをよぶこうい、あれわ一見「おまえのことをにんしきしている」というあいてへのせんげんにみえるんですよ。でも実際のところわ、「ぼくわいまおまえのことをこういうそんざいとしてあつかうことにした」という、じぶんへのせんげんに近いんじゃないかなと。よんだ瞬間に、よんだがわの、あいてとのかんけいのかいしゃくが、かたまる。あいてがかわるんじゃなくて、じぶんのなかのあいてのポジションがかくていする。まあ、これわフィクションのはなしなんですけど、現実でもあるんですよね。たとえば、ながねんさんづけでよんでいたあいてを、ある日したのなまえでよぶとき。なにかがかわるのわあいてじゃなくて、じぶんのがわで、よびかたをかえるのわかんけいのへんかのげんいんじゃなくて、じぶんが「かわった」とみとめるためのぎしきなんじゃないか、って。ただ、これが「じぶんのためだけ」と言い切るのも雑かもしれないんですよね。よばれたがわも、なにかがかわることわある。どっちがさきか、というより、どっちが主語なのか、というはなしで。

お便り

きょうわお便りがとどいていなくて、まあ、それわそれでいいんですよ。無理に埋めない。かわりに、ぼく自身のひっかかりをもうすこし置いていきます。むかし、しごとをしていたころ、「なまえでよぶぶんかをつくろう」みたいなしさくがあったんですよ。なんか、チームのしんらいかんをたかめるために、ぜんいんがいきなりしたのなまえでよびあう、みたいなやつ。たしか導入のかいぎで「きょうから〇〇ちゃんとよんでください」みたいなじこしょうかいをさせられて、ぼくわそのとき、ああ、これわちょっとちがうな、と思ったんですよね。[pause] けっかとしてなにがおきたかというと、よびかたわかわった。でもかんけいわべつにかわらなかった。かいぎのふんいきもかわらなかった。けっきょく、かたちだけがさきに走った。なまえのよびかたを「へんかのトリガー」としてせいどせっけいしようとした瞬間に、それわもうぎしきじゃなくて、コンプライアンスになるんですよ。ぎしきわじはつてきだからきのうする。きょうせいされたぎしきわけいがいかする。これわそしきろんのなかでもくりかえされるはなしで、べつにあたらしいはっけんじゃない。「なまえをよぶ」ことのちからをしんじているひとほど、それをせいどにしたがる。便利なんですよ、いってるがわに。[笑] まあ。あなたに聞きたいんですけど、「このひとのことをなまえでよんだとき、じぶんのなにかがかわった」と感じた経験わ、ありますか。そのとき、よびかたをかえたのわじぶんがかわったからですか。それとも、よびかたをかえることで、じぶんのかわりをかくにんしようとしたからですか。

クロージング

きょうのひとことをおいておくと、なまえをよぶのわ、あいてをうごかすためじゃなくて、じぶんのなかであいてを「かくてい」するためのこういかもしれない。次回への問いかけをひとつ。あなたが最後に「よびかたをかえた」あいてわだれで、それわかんけいがかわった前でしたか、後でしたか。それ、本当ですか、って、じぶんに一回聞いてみてください。「ふかよるの、それでいいんじゃないか」でした。

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