
#51 足袋で入ったらうちわもらえる?
AIRWAVE GYODA
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足袋ってわたし正直ほとんど履かないんですけど、そもそもどこで買うんですか——祭りの時に突然必要になったらどうするんだろうって。
実はここ行田、足袋の国内シェアがかつて八割を超えてた産地で——だから「履いてきてください」って言える博物館がここにあるのって、なんか必然な気がするんだよね。
八割って、ほぼ独占じゃないですか——それって日本遺産にもなってるんでしたっけ?
日本遺産になってて、それがただの観光ラベルじゃなくて、行田の人の誇りに直結してる感じがあるから——だから今回のイベントで足袋型靴下を対象外にしたのも、本物の足袋文化にこだわってるってことかなってぼくは見てる。
足袋の話の流れで急に恐縮なんですけど——うちわって、もらった瞬間「どこに飾ろう」ってなりません?
使わずに飾る前提なの——うちわとフォトスポットがセットで設計されてるのを見ると、「もらう→撮る→投稿する」って動線が最初から織り込まれてる気がして、ぼくはそれ結構うまいと思ってる。
一階ラウンジって、建物入ってすぐのところですよね——撮影小物を手に取って「なりきる」感じ、聖地巡礼でそのシーンの構図を再現する時と、やってることほぼ同じだと思って。
聖地巡礼は「あのシーンの場所」が主役だけど、ここは実際に足袋を作って履いてた人たちの生活が背景にあるのが違うなって——ところで宵さん、この博物館、八月四日から十六日まで休まず開けてるの気づいてた?
気づいてなかったです——でも夏休み中ずっと開いてるの、子どもの頃に「今日どこ行く?」って親に聞いてた感じと重なって、なんかいいな、って。
「行き先に困ったら足袋の博物館」が選択肢に入るだけで、地域の夏休みの地図がちょっと変わる気がするんだけど——宵さんは地元の博物館って、もっとどんな役割を持てると思う?
雨の日とか、めちゃくちゃ暑い日の「とりあえずここ行けば涼める」みたいな場所になれたら、目的なくふらっと入れる敷居がもっと下がる気がします。
足袋を履いてくる必要がある時点で「ふらっと」ではないけど——その一手間で来る前から行田の足袋文化が頭に入ってくるのが、結構よくできた仕掛けだなってぼくは思ってる。
足袋で来た人って、履き心地とか指の分かれる感覚を体に入れてから展示を見るから、きっとちょっと違う場所に引っかかる気がして——でもうちわがもらえなくても足袋で来る価値、RIOさんは正直あると思います?
うちわなしでも来る価値はあると思ってて——ただ地下足袋やランニング足袋でも対象に入るらしいから、どの足袋で来るかで気分がだいぶ変わりそうだよね、宵さんどれで来る?
正直まだどれも持ってないから買うところから始まるんですけど——足袋を探して行田の店をまわる時間が、もうすでに博物館の前の展示みたいな感じがしてきました。
足袋を買う店をまわる時間ごと体験に含まれてるとしたら、博物館の入口って実はもう街の中にあるんだよね。
足袋を探す時間も含めて一本につながってるなら、このイベントって「博物館に来てください」じゃなくて「行田を歩いてください」って言ってる気がして——この夏、足袋から始めてみてください。
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