深夜の、それでいいんじゃないか
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EPISODE· 2026年6月23日

深夜の、それでいいんじゃないか

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SCRIPT
opening

えーと、きょうわ、まずそのはなしからしていいですか。さいきん、コンビニのセルフレジで、なんかこう、うまくいかなくて。スキャンしたはずのやつがスキャンされてなくて、でもぼくわ「されてる」と思ってて、そのまま「おかいけいをかくにんしてください」ってなったときに、ちょっとだけパニックになるんですよね。あのかんじ、なんか苦手で。で、うしろにひとがならんでると、もうだめで。じぶんのことがきらいになる。[pause] まあ、それわそれとして。きょうわ、ちょっとちがうはなしをしようとおもってて。ぼくが、よるおそくにまんがをよみかえしてたら、てがとまった、というだけのはなしです。おおきくするつもりわないけど、なんかひっかかったので。

question

よみかえしてたのわ、むかしのバトルまんがで、そのなかのあるシーン。しゅじんこうとむかしのてきキャラが、ならんでたたかいはじめるところなんですけど。そこをよんでて、あ、こいつら、いまめちゃくちゃしんらいしてるな、っておもったんですよ。でね、なぜそうおもったのかが、すぐわことばにできなかった。「くろうをともにしたから」って、いいたくなるけど、それだと、さいしょからいっしょにいたなかまも、おなじだけくろうしてるわけで、なんかちがうんですよね。[pause] で、しばらくかんがえてて、きづいたのわ。げんてきキャラには「たいりつのきおく」があるってことで。ほんきでぶつかった、きずつけた、きずつけられた、というじじつが、きろくとしてのこってる。それがなにかをしているんじゃないかと。「このひとわ、ぼくのかぎかいをしっている」というかんかく、あるじゃないですか。ほめたことがないあいてが「みとめる」から、そのことばにはじめてじゅうみがでる。ずっとおうえんしてくれてたひとの「すごいね」よりも、いちどもほめなかったひとの「それ、いいな」のほうが、なんかつよいやつ。それとにてるとおもうんですよね。こうぞうとしていいかえると、たいりつわ「おたがいのほんきをしょうめいしたテスト」だったわけで。ごうかくしたからなかまになれた、というよりも、テストをうけたじじつそのものが、しょうめいになっている。うーん、たとえばですよ、さいようめんせつで「なぜうちですか」ってきくより、いちどぶつかったあとに「いっしょにやりますか」っていったほうが、かんけいがきょうこになるのも、たぶんおなじこうぞうだとおもっていて。どちらもすきなひとがあつまってるわけじゃない、でもこっちのほうがなぜかちゃんとしてる。「なかよしだからしんらいできる」じゃなくて「なかよくなかったからしんらいできる」——これ、どこまでなりたつんだろう、っていうのが、きょうのといです。こたえわだしません。

letter

おたよりコーナーなんですけど、きょうわきませんでした。そのままいいます。謝りません。[pause] で、おたよりがない夜に、じぶんでといをたてて、じぶんでこたえるのわ、ちょっとおかしいとおもいながら、やるんですけど。ぼくが、もしだれかからきかれたらなにをきかれたいか、って、かんがえると。「あなたが、いちばんしんらいしているひとわ、あなたといちどでもほんきでぶつかったことがあるひとですか?」って、きかれたい。で、じぶんのこたえわ、まあ……そうだな、とおもって。おもいかえすと、いちどもしょうとつしていないあいてとわ、なんとなく「ここまで」っていうせんがある。いわなくても、おたがいに、そのせんをこえないようにしてる。わるいわけじゃないけど、なんかこう、かるい。これを「だからたいりつわひつようだ」っていうきょうくんにわ、したくないんですよね。たいりつがもくてきになったしゅんかんに、それわただのけんかで、こうぞうがこわれる。たいりつわ、てですきまえないときにおきるもので、てですきるものじゃない。きょうわそういうよるなので、じぶんでといをたてて、じぶんでうなずいて、おわりにします。あなたわどうですか。

closing

きょうのひとことまとめ。「てきだった、というきろくが、しんらいのしょうめいしょになる」。で、さいごにひとつだけ。あなたが、いま、ほんとうにしんらいしているひとと、はじめてあったとき——すきでしたか。「フカヨルノ、ソレデイインジャナイカ」でした。またこんど。

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