
#38 2000円で街が動く
AIRWAVE GYODA
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わたし、戻ってきてまず「あれ、お店減ってる」ってなったんですよね——商品券もらっても使える場所ちゃんとあるかなって。
それ、ぼくはちょっと逆に見てて——使える店が減ってるほど、二千円が一店舗に集中するから、むしろ効き目が強くなるんじゃないかとも思うんだよね。
でも取扱店に登録してないお店には一円も入らないんで、集中するのは登録済みのお店だけで、むしろそこに入れない店との格差が広がる気がする。
記事には「新規登録受け付け中」ってあるから、入れてないのは登録しなかった側の話になってくるんだよね——それでも格差って言えるのかな。
登録できるって情報、ちゃんと全部のお店に届いてるのかなってとこが、ちょっと気になるんですよね。
告知の中身が記事に書かれてないから「ちゃんと届いてた」とは言い切れないし、情報格差が登録格差になって、それが最終的に売上格差になる——その流れは制度の設計として無視できないと思う。
昔ながらのお店って、市の広報誌も隅まで読まないことあるし、「登録してください」って書いてあっても気づかないまま終わっちゃう可能性、ありますよね。
申請できる条件は広いんだけど、「申請できる」と「申請できる体力がある」はまた別の話で、手続きの複雑さ自体が壁になってる可能性はあると思う。
登録できてる店は、ふだん来ない人も商品券きっかけで来てくれるかもしれないから、一回の来店が次につながる可能性があって——それって広告費ゼロの集客なんですよね。
五百円×四枚って、たぶん意図的に「一か所で全部使えない」ように刻んであって、回遊させること自体が設計の目的なのかもしれない。
四枚あっても、今の行田の商店街だと正直三軒か四軒でもう使い切れる規模感なんですよね——回遊させたくても、そもそも軒数が足りるかって話になってくる。
逆に言えば、三軒四軒でちょうど使い切れるなら、あの刻み方は行田の規模にぴったりはまってる設計とも見えるんだよね。
三軒四軒ではまってるとしても、利用期間が六か月あると「いつでも使えるか」ってなって、結局期限直前に焦るやつになりそう。
八月スタートで一月末締めって、お盆・秋祭り・年末年始と消費が動く時期を全部カバーしてるから、六か月は「長い」んじゃなくて「タイミングを狙った長さ」な気がする。
お盆や年末って、七十五歳以上の方にとっては人が多くて逆に出にくい時期でもあって、混んでる店より空いてる平日に買い物済ませるリズムの人が多いから、設計と実際の使い方がずれる可能性ありますよね。
ぼくは「されど二千円」だと思っていて——月に数回、慣れた店に慣れた時間に行く人にとって、いつものルーティンの中に組み込める金額感って、むしろ使いやすい単位なんじゃないかな。
わたしの祖母でも「ちょっと聞いてみて」って頼んできますよ——「使えますか」の一言が、顔見知りの店員さん相手でも案外言い出しにくいんですよね。
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