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EPISODE· 2026年8月1日

#39 SLが街を変える?行田再発見の旅

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#39 SLが街を変える?行田再発見の旅

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yoi

上がる気持ちはあるけど、行田に来るって聞いた瞬間「えっ、ほんとに?」って疑ってしまった自分もいて。

rio

ぼくも最初、「行田に?」って二度見したもん——ふだんと違うことが起きる、それだけで街の空気が変わる気がして。

yoi

行田市駅って、普段は改札出てもほとんど人いないから、あの広場にカメラ持った人が並んでたら、それだけで「あ、今日なんか違う」って一瞬止まると思う。

rio

地元の人ほど「いつもの場所」として素通りしがちで、外から来た人が「ここすごい」って写真撮って初めて価値が見えてくる、っていう逆転、ちょっと切ないけどよくあるやつだよね。

yoi

駅前のあの広い空が、わたし戻ってきて初めて「広いな」って思ったんですよね——住んでた頃は当たり前すぎて、ただの「何もない」にしか見えてなかった。

rio

ふと思うんだけど、ああいうツアーやビアガーデンって、地元の人って実際に混ざってるのかな——「自分たちのもの」って感覚になりにくいのかもって。

yoi

セット券って、どこかに「来る人」のために設計されてるから、駅前で毎朝缶コーヒー買ってるおじさんが急にツアー列に混ざる絵、ちょっと想像しにくいんですよね。

rio

ウェブ申し込み限定って、無意識に「情報を取りに行ける人」だけを選別してる仕掛けになってるんだよね。

yoi

ウェブで調べて申し込んでくる人って、たぶん行田のこと「もともと知りたかった人」だから、当日の熱量が違うんじゃないかなって——ふらっと来た人とは目の色が違う気がする。

rio

熱量を持って来た人が「ここ最高じゃないですか」って言ってくれると、地元の人が初めて「あ、そうか」って自分の街を肯定できる瞬間が生まれる気がする。

yoi

でも「ここ最高じゃないですか」って、その人は二日いて帰るから言えることで、月曜の朝にごみ捨てに行く人の「最高」とは別のやつなんですよね。

rio

二日間だけ賑わって、月曜にまた静かな広場に戻ったとき、何かが積み重なってるのか、それとも完全にリセットされるのか——ぼくにはまだわからない。

yoi

駅前の広場でなんか撮影あったらしいよ、って——口コミというか、誰かが誰かに話す「らしいよ」が一番しつこく残る気がする。

rio

「らしいよ」が次の行動につながるには、聞いた人の中に「行田、行ってみようかな」って芽がもともとあるかどうかで全然変わってくる気がしてる。

yoi

一日二便しか来なくて、しかも熊谷から四十分——その「わざわざ感」が、わたしだったら芽になってたかもしれない。

rio

その「わざわざ」を越えてきた人だけが来る構造、もしかしたらダイヤが意図的にふるいをかけてるのかもって、ぼくはちょっと疑ってる。

yoi

秩父鉄道が「ふるいかけよう」って思ってたらすごいですけど、あれ単純に本数が少ないだけだと思う——ただ、その不便さを越えてきた人の「来た」って感覚は、高速バスで一本のときとは重さが違う気がして、それが街の記憶に残る人の密度を決めてる気がする。

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