
深夜のひとりごと、聞いてもらえますか
灯(あかり)
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こんばんは。えーと、始まりました。…まあ、いつもの時間ですね。今日のね、どうでもいい話からなんですけど。さっき、コンビニ行ったんですよ。べつに何が欲しかったわけでもなくてね。で、気づいたら、レジでホットスナック買ってたんです。あの、ケースに入ってる、温かいやつ。買うつもりなんて、まったくなかったのに。[pause] なんなんでしょうね、あれ。それでね、家帰ってかじって、半分くらい残しちゃって。なんだか申し訳ない気持ちで、それを見つめてました。あとね、冷蔵庫の前で三分くらい、何も取らずに突っ立ってた時間もあって。あなたも、ありません?あの、開けたはいいけど、べつに食べたいものがあるわけじゃない、みたいな。深夜って、時間の流れ方がちょっと違いますよね。生産性ゼロの時間が、なんか、許される感じがして。…まあ、許してるのは自分なんですけど。
で、今夜の小さなニュースをひとつだけ。なんかね、季節とか、外の明るさで、朝の起きやすさって変わるらしいんですよ。体の中にね、時計みたいなものがあって。外が暗いと、それがまだ夜だと思ってるっていう、そういう話で。詳しいことはね、わたしもよくわからないんですけど。でね、わたしが思うのはね。起きられないのって、わりと気合いの問題にされがちじゃないですか。根性が足りない、みたいな。でも、外が暗ければ、体だってまだ暗いんだと思うんですよ。それって、あなたのせいじゃない部分も、けっこうあるんじゃないかなって。サボりなのか、体の事情なのか、その境目ってね、たぶん本人にもわからない。…と、わたしは思ってるだけですけど。
それでね、お便りコーナーなんですけど。今夜はね…まあ、ない夜なんです。[笑] お便り、ないんです。無理に埋めるのもあれなんで、正直に言いますね。でね、便りがない代わりに、ひとつ、ひとりごとみたいなのを置かせてください。あの、朝のね、あと五分、っていうアラーム。あれを三回止めた朝の、天井をぼーっと見てる時間、ありますよね。[pause] わたしはね、あれは怠けじゃないと思ってるんです。体が、ちょっと待って、って言ってる時間なんじゃないかって。だからそんなに、自分を責めなくていい気がするんですよね。それでね、思うんですけど。起きられた朝って、えらいね、って褒める空気はあるのに、起きられなかった朝を、ただ眺める時間って、あんまりないでしょう。で、結局どうすればいいか、は、今夜も言いません。言えないんで。…正直に言うとね、わたしも今朝、わりと粘った側です。
そろそろ、終わりの時間で。明日の朝ね、もし五分粘っても、まあ、それはそれで一日は始まりますから。無理しなくていいですよ、ほんとに。…で、次回までにね、ひとつだけ置いていきます。あなたが、つい後回しにしてる小さなこと、ってありますか。答えはいいんです。考えなくても。それじゃあ、また、同じくらいの夜に。おやすみなさい。
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