深夜のひとりごと、聞いてもらえますか
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EPISODE· 2026年6月23日

深夜のひとりごと、聞いてもらえますか

灯(あかり)

深夜のひとりごと、聞いてもらえますか

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SCRIPT
opening

えーと、きょうわ、ちょっとどうでもいいはなしから、はじめていいですか。さっき、よるのにじごろに、ちかくのコンビニにいったんですよ。べつに、なにかかおうとおもっていたわけじゃなくて、まあ、なんとなく、あのてかてかしたあかりにひきよせられるようなかんじで、はいってしまって。で、レジのちかくにおでんのコーナーがあったんですけど、そこのポップに、「あたたまってください」って、てがきっぽいフォントでかいてあったんですね。それ、よんで、わたし、すこしだけとまったんですよ。べつに、すごいことがかいてあるわけじゃないし、なんなら、まいとしどこかのコンビニでみかけるようなことばなんですけど、よるのにじごろの、あのがらんとした店内で、ひとりで読むと、なんか、うまくいえないんですけど、ちょっとだけじかんがとまるかんじがした。コンビニの照明って、よるのよじでも、ひるのよじとおなじかおしてるじゃないですか。あれが、なんか、たまに、すごいことだなと、おもうんですよね。ということで、こんばんわ。きょうもこんなかんじで、やっていきます。

news

えー、こんばんわの、ちいさなニュースのじかんです。きょうとりあげるのわ、しごとをやめたあとの、つぎがきまるまでのきかん、についてのはなしです。しゅうしょくや、てんしょくに関するちょうさとか、とうけいとかを、いくつかよんでみると、りしょくしたあとに、つぎのしごとがきまるまでのきかんって、「さんかげつていど」っていうのが、ひとつのめやすとして、ひろまっているんですよ。でね、わたし、その「さんかげつ」っていうかず、まいかいひっかかるんですよ。なぜかというと、とうけいのへいきんって、うまくいったひとと、うまくいかなかったひとを、まぜて、わった、その真ん中のかずだから。でね、さんかげつでなんとかなったひとの、そのそくどで、じぶんをはかろうとすると、さんかげつをすぎたときに、「あれ、じぶんだけおそいんじゃないか」って、おもいやすいんですよ。でも、そのとうけい、「さんかげつでは、きまらなかったひと」のことわ、あんまり、おいかけてくれないんですよね。そのひとたちが、そのあとどうなったか、って、なかなか、データになってでてこない。だから、じぶんだけ、なにかにおいていかれているような気がするのわ、そのデータのせいでもある、って、わたしわ、すこし、おもっています。まあ、そういうもんかもな、と、わたしわ、そのくらいに、おもっています。 [pause] つぎのきまるはやさで、そのひとの、なにかを、はかれるわけじゃないと、おもうんですよ。でもね、そうおもっていても、よるになると、いろんなすうじが、あたまをとおりすぎていったりする。それわ、わかる、とわたしわ、おもっています。

letter

さて、おたよりのじかんです。こんばんわ、きょうわ、おたよりが、とどいていません。 [pause] でも、これをきいているあなたが、たぶん、こんばんの、とうこうしゃだと、わたしわ、おもっています。ことばにならなかっただけで、おくろうとしていたんじゃないかな、と。だから、そのとどかなかったことばを、すこし、ここで、ひろわせてもらいます。しごとをやめるとき、「なぜやめたんですか」って、だれかにきかれることって、あると思うんですよ。そのとき、いえるりゆうと、いえないりゆうが、たぶん、りょうほうあって。いえるりゆうのほうが、かならずしも、しんじつに、ちかいわけじゃなかったりする。そのいえないりゆうのぶんが、じぶんのなかに、のこったまま、つぎをさがしているあいだ、うごかずにいる、って、けっこう、おもいんじゃないかなと、わたしわ、おもいます。それから、つぎがきまらないきかん、ってむずかしくて、あれ、社会から「まて」をかけられているような、あのかんかく、あると思うんですよ。ハローワークのまちあいしつで、じぶんのばんごうがよばれるのをまっているときみたいな、あの、じかんがとまっているような、でもじぶんだけうごいていないような、あのかんじ。…まあ、そういう日もありますよね。そのかんじ、まちがっていないとおもうし、しんどいのわ、あたりまえだとわたしわ、おもっています。でね、わたし、ひとつだけ、じぶんのはなしとして、いっていいですか。わたしわ、なにもしていないじかんを「むだ」とおもいたがるくせが、社会にある、と、かんじているんですよ。やめるって、きめることじたい、けっこうなエネルギーをつかうじゃないですか。「もうここじゃない」って、きめて、てをはなすって、そのだけで、もう、かなりのものをつかいはたしているとおもうんですよ。なのに、それがおわった、そのつぎのひから、また、はしれ、ってなるのわ、すこし、いじわるな気がする、と、わたしわ、おもっています。それわ、わたしのばあいのはなしですけど。 [pause] あ、それで、きょう、おたよりがないと、わたしが、ぜんぶしゃべることになる、という、こうぞうてきなもんだいに、いま、きがつきました。 [笑] つぎかいわ、ぜひ、おくってきてください。まっています。

closing

では、そろそろ、しめます。きょうのよるは、「つぎをさがす」いがいのことを、してもいいと、おもいます。なにもきまらなかった一日わ、なにもしなかった一日じゃない。やめることをきめた、その日から、あなたわ、もう、なにかをはじめているとも、いえるので。無理しなくていいですよ、ほんとに。 [pause] つぎかいへのとといかけを、ひとつ。「あなたが、さいごに、これでよかった、とおもえた選択って、なんでしたか。」おおきいことじゃなくていいです。コンビニで、まよわずホットコーヒーをえらんだ、それでも、じゅうぶんです。おもいついたら、たよりで、おしえてください。では、またらいしゅう。

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