
#102 忍城と足袋蔵が呼ぶ熱
AIRWAVE GYODA
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最初に「のぼうの城」って聞いたとき、なんか戦国時代の変なあだ名の武将が出てくる話なのかなって思ってたんですよね——それが行田の話だって知った瞬間、え、うちの地元じゃんってなって。
その「負けた城」が語り継がれてるって、ぼくはそっちの方が面白いと思ってて——なんで忍城なんだろうね。
負けたっていうか、忍城って実は落ちてないんですよね——石田三成の水攻めを耐えきって、降伏したのは小田原が落ちた後で、あれって負け方としてはむしろかっこいいやつじゃないですか。
「負けてないのに降伏」って、むしろ一番かっこいい終わり方かもしれなくて——だからこそ城ファンが全国から行田を選んだんじゃないかな、と思ってるんだけど、城熱祭のコラボが行田で「初めて」ってなったこと、宵はどう見てる?
正直、なんで今までなかったんだろうって気持ちの方が強くて——忍城って条件ほぼ全部揃ってるじゃないですか、「落ちなかった城」って。
今回、大河の時代考証を担当した歴史学者が登壇するんだよね——それって「城マニアの祭り」が「歴史研究の現場」と繋がる瞬間で、そこに行田の名前が乗っかると、知名度の広がり方がちょっと違うとぼくは見てる。
「歴史学者が来る」って言葉だけだと家族にはちょっと刺さりにくい気がするんですけど、「のぼうの城の人が来る」って言い方に変えるだけで、うちの親とか絶対反応違うと思うんですよね。
その「のぼうの城の人」って入り口ができると、イベントの外まで話が伝わっていく速度がぜんぜん違うから——行田の名前が、城ファン以外のルートでも全国に飛んでいく可能性があると思ってる。
歴史が好きな友達なら即「行こ」ってなるけど、そうじゃない子には「映画見た?」から始めないといけないから、そこで一回ハードルがある気がしてて。
足袋コレクション展示とか忍城グッズの販売もあるから、「映画知らなくても行ける」って言い方にすれば、一個ハードルが消えると思う。
「足袋カワイイから一緒に見に行かない?」で誘って、行ったら城の話になってる、がたぶん一番ハードル低いんですよね。
実はその二つ、日本遺産の認定ストーリーの中で一本につながってるんだよね——「戦国の城下町が忍んで生き延びたまち」として足袋産業と合戦が同じ文脈に乗ってて、なんで行田ってものづくりの方向に舵を切ったんだろうって、そっちが気になってきた。
足袋蔵って今もまちの中にふつうに建ってるんですけど、あの煉瓦造りの倉庫がどーんと並んでる景色を見ると、ここで戦ってた人たちが次の時代に選んだのが「作ること」だったんだって、なんか腑に落ちるんですよね。
城下町って武家・商人・職人が密集してるから、戦がなくなった瞬間にその人口と技術が「作る側」に一気に流れたんじゃないかと、ぼくは日本遺産のストーリーを読んでそう見てる。
足袋蔵の並びって、あの大きさがそのまま「どれだけ作ってたか」の答えな気がして——その行田が今度は「語る場所」を選んだって、なんか次のモードに入った感じがするんですよね。
抽選になるほど人が集まってるって、「城好き」だけじゃもう説明できない気がしてて——どこから来てる関心だと宵は見てる?
最近ってお城全体のコンテンツ化がすごくて、スタンプラリーとか御城印とか、「行ったことの証明」を集める文化が若い子の間でも普通にあるから——そのルートで忍城にたどり着いた子が、会場で「落ちなかった城」を知る、って流れが来てそうな気がするんですよね。
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