
#48 甲冑を着る街、行田のリアル
AIRWAVE GYODA
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甲冑体験、正直に言うと行田でできるって知らなかったんですよね——戻ってきてから初めて「あ、そういうのあるんだ」ってなった。
地元って「いつでも行ける」って思うから、かえって後回しになりがちなんだよね。
甲冑体験って観光客向けでしょって正直思ってたんですけど、地元の人も普通に来てるって知ってから、なんかちょっと気になってきてます。
千円で十分で体験できるって、「ちょっと試してみようかな」をうまく引き出す設計だと思う。
小袖・袴まで着られるって聞いて、それはちょっと「そこまでやる?」ってなった——でも三百六十五円の追加でフルセットになるなら、逆に「やらないのもったいないのか」ってぐるぐるしてる。
宵はそのぐるぐる、もう答え出てるんじゃないかな——人って「せっかくここまで来たなら」って思った瞬間に、もう一段上を選ぶ引力みたいなものがかかるんだよね。
甲冑で忍城バックに写真撮ったらたぶん最高なんですけど、それをSNSに上げる自分、ちょっとだけ「どう見られるか」が気になって一瞬止まるんですよね。
「どう見られるか」より「どう感じたか」のほうが、後から記憶に残るのはそっちだとぼくは思う。
地元の友達に見せたいかって言われたら——SNSよりそっちのほうが全然ハードル低いというか、むしろ「見て」って送りたいかも。
観光向けに作られたものが、地元の「見て」一言で動き始めるのって、広告より全然強いとぼくは思う。
笑われる、が一番最初に浮かんで——でもたぶん、それが「わたしも行く」に変わる笑いなんじゃないかなって。
忍城っていう「絵になる場所」と「笑えるくらいの手軽さ」がセットだから、地元の人が一番の伝道師になれる設計になってると思う。
変わる可能性あると思うんですけど、わたしがまだ行ってないんですよね——「笑われる」の話してる本人が一番まだ来てない、みたいな。
「伝道師未満」の宵が一番リアルで——ぼくは「観光客向け」って思い込みのほうが先にあって、笑われる恐れはその後からついてくる気がする。
甲冑ってフィクションの中では普通にかっこいいのに——現実で自分が着る絵が浮かんだ瞬間「観光客向けのやつ」になるの、なんかずるいなって思う。
コスプレや仮装と何が違うんだろうって思ったとき——ぼくは「本物の場所に立つ」ってことが、フィクション感を一回リセットするんじゃないかと見てる。
忍城って実在する場所なんですよね——アニメで甲冑キャラに憧れてきた自分が「観光客向け」って言い訳して距離置いてたの、ちょっと笑えない。
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