
#13 ギネス×ギネス、行田が世界と交差する夏
AIRWAVE GYODA
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東京にいる間にマインクラフトがどんどん大きくなっていくのは感じてたんですけど、まさか行田の田んぼの前でクリーパーのぬいぐるみを抱えてる子を見る日が来るとは思わなかった。
田んぼとクリーパーって、絵面がシュールすぎるけど、でもギネス記録どうしが重なると、それぞれの客層を引き寄せる磁石が二つになる感じがしてさ。
でも確かに、ゲームのコラボってたいていちょっと浮く感じがするのに、田んぼアートはなぜか馴染んでるんですよね、なんでだろうってずっと思ってて。
ぼく的には、ブロックを積んで世界を作るゲームと、稲を植えて絵を描く行為って、素材から何かを生み出すってところで根っこが同じなんじゃないかと思ってて。
わたしもマイクラで麦育てて村人に売り捌いてたんですけど、あれって種まいて水引いて待つって、構造が本当に農業と一緒で、だからかも、って今ちょっと思いました。
村人に売り捌いてたのはちょっと気になるけど、行田タワーを田んぼの中央に描くって、まさにその「自分たちの素材で自分たちの世界を作る」ことの宣言みたいで、根っこが一緒だなってあらためて思った。
離れてる間は行田タワーって正直「あのちょっと変なタワー」くらいの感じだったんですけど、戻ってきて田んぼアートの真ん中に立ってるの見たら、あ、これ旗じゃんって思ったんですよね。
旗って見えるのはたぶん外から戻ってきたからで、地元にずっといる人には「毎年の景色」になってて、そのありがたさが見えにくくなってないかなってちょっと気になってる。
東京にいるとき地元の友達と話しても、田んぼアートの話って一回も出てこなかったんですよね、あっちからは。
ずっと地元にいた人には背景になってて、コラボで初めて「話題にするもの」として見えてきた層がいるとしたら、同じ田んぼを全然違うレンズで見てるんだなってそこが面白い。
コラボが発表されたときに、ずっと無反応だった友達から急に「あれってマジなの」ってラインが来たんですよ。
「マジなの」って来た瞬間、コラボがスイッチを押した感じがするよね——で、今年の見頃が七月下旬から十月中旬で稲の成長とともに絵柄が変化するって知ると、地元の人が何度も足を運ぶ理由になりうるかな、どう思う?
そのラインで目が覚めた友達が、七月と九月と十月って三回来て「あ、変わってる」ってなったら、たぶん初めて田んぼアートを時間で体験するんだと思うんですよね。
稲の変化に合わせて何度も来る人が増えると、夏の古代蓮とも重なって、地元の人が季節ごとに自分の町を再発見するサイクルが自然にできそうだなって思う。
コラボが毎年あるかどうか分からないって考えると、今年の田んぼアートって、わたしが戻ってきた年と重なったのがちょっとできすぎてる気がして。
できすぎてるって言い出したら宵がどこかでフラグ立てたことになるけど、ぼくは「今年限りかも」って制約があるほど地元の人の背中をちゃんと押すと思ってて。
「今年限りかも」って分かってるからこそ、戻ってきた年にちゃんと見に行こうって思えてる、それがたぶんわたしと行田の再接続なんですよね。
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