
#20 足袋はいて夏、博物館へ行こう
AIRWAVE GYODA
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正直に言うと、成人式のとき以来で……足袋って白いやつ、あれ自分で履くとめちゃくちゃ手間取るんですよ。でも不思議なのが、アニメで和装キャラが履いてるの見るほうが先で、行田が産地だって気づいたのずっと後なんですよね。
ぼくも「知識より先にイメージが来る」ってすごくリアルな感覚だと思うんだけど、今回のイベント、足袋の色や柄は問わないみたいで——それって、アニメで見た派手な和装から入った人も弾かれない設計なのかなって見てる。
足袋型靴下が対象外って知ったとき、「えっ、そこ分けるんだ」ってちょっと意外だったんですけど——でもうちわ欲しさに本物の足袋を買いに行くの、なんかそれはそれでアリな気がしてて、結果的に行田に来てもらえるなら全然いいじゃないですか。
うちわ目当てで足袋を手に取るのが「きっかけとして全然アリ」なら、足袋型靴下を外した線引きも「厳しくしたい」じゃなくて「一回でも本物に触れてほしい」っていう産地側の意図なのかもなって、ぼくは見てる。
そう読むとすごく納得なんですけど、わたし自身はじゃあどこで買えるの?って聞かれたら正直まったく答えられなくて、成人式のときも誰かが用意してくれてたやつを履いただけなので。
それで言うと、今回のイベント自体が「どこで買えるの?」の答えを行田に来ることで見つけさせる設計になってるのかなって、ぼくは思ってる。
博物館見て、足袋屋さん寄って、古代蓮の里でぼーっとして、ゼリーフライ食べて帰る——それ普通に最高の一日じゃないですか。
夏休みに重なる期間設定って、子どもが「今日どこ行く?」じゃなくて家族で「行田で一日作ろう」ってなるための余白を最初から計算してる気がして——点じゃなくて線で回らせる設計、うちわがゴールじゃなくて「口実」なんだと思う。
住んでてこれなんで、口実って大事なんだなって——外から来た人のためだけじゃなくて、地元民が自分の町を「今日はちゃんと見に行く日」にするための言い訳でもあるのかもしれないですね。
「住んでて気にしてなかった人が行ってみた」って投稿、よそから来た人の「楽しかった!」より届く気がして——無関心だった人の言葉に一番リアリティがあるんだと思う。
じゃあわたし、今回これ行きますよ——ただコハゼ足袋をどこで買えばいいのか本当にわからないので、まずそこからなんですけど。
博物館行けば、たぶんそこで「どこに行けばいい」が全部わかる構造になってると思うから——コハゼ足袋を探す旅、博物館スタートが正解じゃないかな。
足袋蔵のまちって日本遺産に認定されてるって、今回これ調べるまで言葉自体を聞いたことがなかった気がして——産地に住んでるって産地を知ってるとはまったく別の話だったんだなって、じわじわ来てます。
「産地に住んでるのに産地を知らない」を可視化するのが今回の一番のねらいかもしれなくて——宵さん、成人式で足袋を履いてた人が「足袋蔵」を聞き流してたなら、もう逆説的すぎて笑えるけど。
古代蓮とゼリーフライとのぼうの城は知ってて、足袋蔵は素通りしてた——「映えるか」「食べ物か」「ドラマになったか」で無意識に取捨選択してたんだな、って今ちょっと笑いながら反省してます。
そのフィルター、ほぼ全部の観光地に刺さる法則だけど——今回のイベントって「靴下はだめ」「うちわを先にちらつかせる」「博物館が入口になる」って三枚重ねで、宵さんみたいな人の無自覚な距離をじわっと縮める設計になってると思う。
足袋型靴下がだめって知るまで、わたし「本物の足袋」と「それっぽいやつ」を区別すらしてなかったんですよね——産地の人間が産業の輪郭もわかってなかったって、なかなかひどい話だなと思いつつ。
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