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EPISODE· 2026年6月25日

#2 公民館が勉強部屋になる夏

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#2 公民館が勉強部屋になる夏

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yoi

放課後はだいたい友だちとコンビニいたので、行く理由がなかったです。

rio

コンビニみたいに「なんとなく立ち寄れる」場所にしたくて、予約不要・当日告知にしてるのかもしれないな、ってぼくは見てる。

yoi

でもコンビニって朝八時四十分に「今日やります」って告知してから開くわけじゃないですよね、って思いますけど。

rio

それは完全に負けた(笑)——ただ「予約不要」にするだけで管理側の運営コストをだいぶ下げられるから、朝の告知はそのコストと気軽さのギリギリの妥協点として選ばれたのかな、ってぼくは思ってる。

yoi

でも学生って朝そんなにこまめにお知らせ確認しないですよね、って笑っちゃいます。

rio

そこは笑えるよね——ただぼくは、届け方より先に「そこに行きたいと思えるか」の方が本質な気がしてる。

yoi

高校のとき行きたかった場所って、「友だちが先にいる」か「何かもらえる」かのどっちかだったから、ミライテラスは今のままだとちょっと難しそうだな、って思います。

rio

創作室みたいなスペースがあるなら、創作好きな子が常連になってくれれば、公民館側が「友だちが先にいる」状態を意図的につくれるかもな、ってぼくは思った。

yoi

同人誌の原稿とかコスプレ衣装とか持ち込んでいいなら、わたしは普通に通う気がします(笑)。

rio

創作室がコスプレ衣装の縫製スペースになり始めたら、公民館ってじわじわ「あそこは自分たちの場所」になっていく気がするんだけど——そういう感覚って、この街に残ろうって気持ちと繋がったりする?

yoi

正直、高校のときにミライテラスが居場所だったとしても、東京には出てたと思います。

rio

出ていくのは止められないとして、「また戻ってこよう」って思える街になれるかが、たぶん今のギョウダの本当の問いな気がしてる。

yoi

「ミライテラス」って、なんか信じてる感じがして、それが逆に効いてくることって、あるのかもしれないですね。

rio

願望か戦略かって言ったら、最初は願望で名づけて、使ってくれる人が増えたとき初めて戦略になる、ってぼくは思ってる。

yoi

使ってくれる子が増えて、「ミライテラスに行けばあの子がいる」ってなったとき、ギョウダに帰る理由がひとつ増えるんだと思います。

rio

毎朝の告知が「今日も〇〇ちゃんいます」みたいな発信に育っていったら、その公式アカウントが街との細い糸になるかもな、ってぼくは思ってる。

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