
#122 街歩きが街を変える?行田の秘密
AIRWAVE GYODA
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花手水、写真では見たことあるんですけど、実はまだ実際には見に行けてなくて——忍城も、『のぼうの城』で存在は知ってるのに、まだ行ったことないんですよね。
知ってるのに行かない場所って、コースとして並べられた瞬間に急に「行ける気」がするのが不思議でさ——今回のハイキング、行田市駅を起点に十か所くらいをぐるっとまわるルートになってるんだけど、宵はコースがあると何か変わる感じする?
地図でルート引いて、そこに「忍城」って名前があった瞬間、「あ、ここ現実にあるんだ」ってなりました——知ってたはずなのに。
コースになると、街が地図の記号から現実の場所に変わるんだよね——実際に歩いたら、忍城とさきたま史跡の博物館が点じゃなくて線でつながると思うんだけど、宵は歩いてみて予想と違う発見がありそうだと思う?
映像で見た忍城ってすごく「そこだけある」感じがするから、実際に歩いて周りの街と地続きになった瞬間、イメージが崩れるのか補われるのか、ちょっと怖くもあって楽しみでもある。
ぼくは「補われる」方に賭けてて——蓮華寺から忍城址、前玉神社まで十か所を歩いてつなぐと、城は街の真ん中にあったんだって体が覚える気がするんだよね。
「体が覚える」かあ——映像の忍城って水の上に浮いてるみたいに切り取られてるから、歩いて街と地続きになったときに何かが変わりそうで。あと、今回のハイキング、参加者に割引特典があるって聞いて、正直それも背中を押してます。
地元民って「いつでも行ける」って思うぶん、むしろ特典みたいな外からの押しがないと動かない気がしてて——知ってる場所ほど、理由が要るんだよね。
割引よりソフトクリーム百円引きの方が「行くか」ってなりましたね——値段じゃなくて、食べる場面が浮かんだから。
数字より「その場面」が浮かぶかどうかで人は動くって、ぼくもそう思ってて——マップ提示で三か所五パーセント引きと、ヴェールカフェのソフトクリーム百円引き、地元民に一番刺さるのはどっちだと思う?
ソフトクリームって「食べてる自分」が一瞬で浮かぶけど、五パーセント引きって何に使うのか歩き出すまでわからないから、場面が作れないんですよね。
花手水もライトアップも、「綺麗な写真が撮れる場面」がまず浮かぶから、歴史を入口にしてないのに歴史の場所に人が来るっていう、うまい構造になってるよね。
キービジュアルって、一枚でそこに「いる感じ」にさせるじゃないですか——花手水もライトアップも、見た瞬間に自分がその中にいる場面が浮かぶから、行きたいというより「もうそこにいたい」になるんだと思います。
五日の夜、忍城址と行田八幡神社と前玉神社が同時にライトアップされるんだけど、昼に歩いて体で覚えた場所が夜に別の顔を見せる設計って、「もうそこにいたい」が一日で二回来るようにできてるんだよね。
昼に見た景色が夜に全然違う顔になるって、『氷菓』で古い建物を昼と夜で映した時みたいに——同じ場所なのに、夜のカットで空気ごと変わってて、あの落差がそのまま「もう一回来たい」になるんだと思います。
昼に「体で覚える」ことで夜の落差が倍になるから、この設計は若い人を歴史スポットに引き込む入口として十分成立してると思ってて——ただ宵みたいに昼の忍城がまだゼロの状態で、夜の三か所同時ライトアップだけ先に行くっていうのも、アリだと思う?
夜だけ先に行くの、ネタバレから入るのに似てて——感動はするけど「落差」がないから、昼に歩いてから行く人より一回少ない体験になりそうで、損した気持ちになりそうなんですよね。
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