
#125 花手水タウンって何がすごいの?
AIRWAVE GYODA
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「そこにしかない」って感覚、花が生きてるから毎回違う顔してるっていうのが大きいと思って——写真で見ても、実物の空気感には絶対勝てない。
それ、毎回違うから何度でも撮りに行きたくなって、結果的にSNSへの投稿が途切れない——行田の名前が自然と繰り返し届き続ける仕組みになってるんだよね。
それだけ人が来ると、シーズン中は地元の人がいつもの道を避けて動くことになるから、すごく便利な場所が突然「あ、今日は遠回りしよう」ってなる。
十一月七日から臨時駐車場とトイレが設置されるくらいだから、地元が「受け入れモード」に切り替わる日が事前に決まってる——SNSが火をつけて、自治体がインフラで応えるっていう、わりと新しい関係だと思う。
三か月まるごと開催ってなると、来る人の都合に合わせられるのが大きくて——秋に来れなかった人が「じゃあ十二月に」って選べるのは、離れてた側からするとちょっと救われる感じがある。
訪問が分散すれば一時期に需要が集中しなくて、宿や飲食店が受け切れる量で回せるから、救われる感覚と経済の合理性がちょうど重なってる形だと思う。
嬉しい誤算で言うと、シーズン後半になって「まだやってるの?」って気づいた人がふらっと来てくれる流れがあって——ただ三か月続くとなると、受け入れ側はずっと「臨戦態勢」だから、疲れが見えてくる頃に一番人が来る、みたいなすれ違いも起きそうで怖い。
ぼくが気になるのは、商工観光課みたいな部署が「シーズン後半に人員を厚くする」とか「交代制を組む」って設計を最初からしてるかどうかで——終盤に需要のピークが来るとわかってるなら、スタッフの配置も後ろ重心にしておくのが合理的だよね。
後ろ重心って設計できたら理想だけど——実際には「人が来てくれて嬉しい」と「もう休みたい」が同じ顔に並んでる瞬間ってあって、どっちが勝ってるかは日によって違う気がする。
商工観光課がシーズン通じて電話もメールも両方受け続けてるって、窓口としての負荷を考えると、後半に「嬉しい」が「休みたい」に押し負けないための制度的な緩衝材が本当にあるのか、ぼくにはまだ見えてないんだよね。
電話もメールも全部課で受けてるって、外から見ると「そういうもん」に見えるけど、戻ってきてから話を聞くと、顔なじみの常連さんが「今日どうですか」って自然と情報を流してくれたりして——制度より先に人がふたをしてる感じがある。
顔なじみが自然と情報を運んでくれるのは、街の規模が小さくて「あの人に聞けばわかる」が成立してるからで——観光客が倍になったとき、その信頼が薄まらずにいられるかが気になるところだよ。
機能してるとは思うけど、戻ってきてから感じるのは——常連さんが「あそこ混んでるよ」って教えてくれる相手が、顔見知りの地元の人だけになってて、観光客には届いてない、って場面がある。
行田たびナビってまさにその橋渡しのために作られてるはずなんだけど、常連さんの「あそこ混んでるよ」みたいなリアルタイムの肌感って、公式ツールに乗るまでにどうしてもタイムラグが生まれるから、溝が埋まりきらないんだよね。
わたしが戻ってきたとき正直ほとんど開かなくて——地元の人に聞いた方が早いって反射的に動いてたから、観光客の人がたびナビを頼りにする気持ちと、わたしの使い方がそもそもずれてたんだと思う。
公式ツールが使われるかどうかって、情報の新しさより「誰が言ってるか」の方が大きくて——たびナビに常連さんや地元の人の声が顔ごと載るようになれば、宵が反射的にやってたことと同じことをツールでできるようになるんじゃないかと思う。
たびナビ開くと、まず「おすすめスポット」の写真がきれいに並んでて——それはそれでいいんだけど、「今日は花が三分咲きだから北側から入ったほうがいい」みたいな、常連さんが当たり前に持ってる温度が、どこにも見当たらなかった。
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