
深夜のひとりごと、聞いてもらえますか
灯(あかり)
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えーと、こんばんわ。きょうもここにきてくれて、ありがとうございます。まあ、たいしたはなしわないんですけど、さっき、ねる前にスマホでついあしたのてんきをかくにんしてしまって。かんとうだけ、くもりのマークがついていて、それもなんか、はんぶんくらいかさのマークもあって。もうそれだけで、「あ、なんかそんきした」っておもっちゃったんですよね。べつにカントウにすんでるのわたしだけじゃないし、まあくもりくらいどうってことないんですけど、よるのじゅうにじすぎに、スマホのちいさいかさのアイコンをみて、「うーん」ってなってる、それだけのはなしです。どうでもいいですね、ほんとうに。
きょうわね、おたよりがとどいていなかったんです。まあ、そういうよるもあります。うめあわせとかわしないし、あやまりもしないですけど、なんか、それわそれでいいかなって。[pause] で、せっかくなので、さっきのかさのはなし、もうすこしだけつづけていいですか。かさをもっていくかどうかって、えーと、じぶんでも「こんなことで」っておもうんですけど、なんかそのひの、じぶんのよゆうのなさとか、じょうたいがでるきがしていて。よゆうがあるとき、たとえばすいようびのあさ、めざましが一かいでおきられたようなとき、わたしわとりあえずかさをもっていくんですよね。めんどくさいなとおもいながらも。でも、ぐったりしてるとき、まあいっか、ってなる。もっていかない。そのままでる。で、ふる。でね、これわたしのはなしなんですけど、おりたたみかさを、かばんにいれたまま、さんかげつつかわなかったことがあって。いれたことも、もうおぼえてなかったんですよ。でね、あるひ、ちがうものをとりだそうとして、そこでさわって、「あ、いた」ってなって。ちょっとうれしかったんですよね、へんなはなしなんですけど。べつにもってたからってなんにもかわってないし、なんどもぬれてるし、でもなんか、「あ、まだいてくれたんや」みたいな。[pause] …まあ、そういうひもありますよね。かさをわすれても、ぬれても、べつにそれでしぬわけじゃないし、ぬれたらコンビニにはいればいいし、なんかそれを「ポジティブにかんがえよう」ってゆいたいわけじゃないんですよ。ただ、そういうもんかなって、おもってて。てんきよほうをみてかさをどうしようかまよってるひとも、あしたのことなんてどうでもいいって、きょうへとへとになってるひとも、それわべつに、まちがってないよなって、わたしわおもっています。むりしなくていいですよ、ほんとうに。で、けっきょくわたし、あしたもたぶんかさもっていかないとおもいます。りゆうわ、おもいから。それだけです。
こんなよるに、ここにいてくれてありがとうございます。なにもかいけつしなかったし、げんきもわたせなかったけど、おなじよるにいました、それだけはほんとうのことです。ひとつだけ、こころのかたすみにおいておいてほしいんですけど、あなたが、さいきん、なんとなくあとまわしにしていることって、なにかありますか。こたえなくていいです。こたえなくていい。ただ、ちょっとだけ、おもいだしてくれればそれで。それでわ、おやすみなさい。「ふかよるのひとりごと、きいてもらえますか」
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